今年の夏の天気は激しいですね。 雨といえば家は流され、気温差が一日で１０度以上もあったりと、体調管理が大変です。 いつも以上に食事に気を使う。こんな時は目でも楽しめること、香りでも食欲を誘う工夫を凝らしてみましょう。ハーブやスパイスは防腐効果もあるし、それだけで味が調うので簡単メニューには有効です。 カレー粉の良いことは肉の動物臭をやわらげ、塩分を控えることができ、なんと言っても香りが食欲を誘う身近なスパイスであること。 疲労回復効果のある豚肉。今回使うスペアリブは骨付き肉ならではのジューシーな旨味のある部位です。ただ、骨付き肉の難点は火を通すのに少し長い時間がかかること。 たくさん作るときなど揚げる時間を短縮したいなら、あらかじめスペアリブを茹でる、蒸すなどして肉に火を通してから下味をつければ、かじったらまだ生だった・・・なんて心配がいりません。 地養豚レシピ│炸加里排骨(ジャーガーリーパイコー) スペアリブのカレー風味から揚げ スペアリブ　　６００g ＜A＞　 おろしにんにく　１片分 塩・砂糖　　　　　各小さじ１ カレー粉　　　　　大さじ１ ゴマ油　　　　　　小さじ１ 卵　　　　　　１ヶ 小麦粉　　　　大さじ２ 片栗粉　　　　大さじ２ ＜トマトソース＞　 トマト　　　　　　　　　大１ヶ 砂糖・酢・醤油　　　各少々 長ネギみじん切り　大さじ３ 生姜みじん切り　　小さじ１ 揚げ油　　　　適宜 1.スペアリブは冷水で洗って水気をよく拭き取り、ボールに入れる。 　＜A＞　を加えてよく混ぜ合わせ、２０〜３０分おく。 2.トマトソースを作る。　トマトをザク切りにして種を除き、強火でさっと炒める。 　 調味料を入れ、火を止める直前に長ネギ、生姜を加える。 3.ボールに卵をよく溶き、小麦粉と片栗粉を加え混ぜ、1のスペアリブを入れてよく混ぜる。 4.揚げ油を中温（160℃）にして、3をゆっくり揚げて取り出す。 5.油を高温にし、4を戻し入れて２度揚げし、表面をカリッと仕上げる。 6.皿の中央に2のトマトソースをのせ、周りにスペアリブを盛る。 谷島せい子 Profile 航空会社でのフライト勤務の後、映画会社の海外コーディネータ兼通訳として働く。 結婚後、有名プロよりフランス、中華料理の指導をうける。茶道教師であり、料理に堪能な母に最も味の影響を受け、レストランコーディネートの経験も経て、独自の家庭料理の教室を育児の傍らスタートさせる。この20年間をベースに南麻布にスタジオNOWを開設。 銀座TOTO Recipe館でも講師を務める。 現在、NHKをはじめとするテレビ、雑誌等でも主婦の視点から料理生活のアイディアを提案。 【出版書】 　『上手な包丁さばき』(金園社)・『ふだんの日のごちそう』(共署、文化出版局) 　『新保存食レシピ180』(主婦と生活社)・『元気をごっくん！モーニングジュース』(NHK出版) 　『ひとりぶんから作れる小さな献立』(文化出版局)・『ババちゃんのおやつ』(雄鶏社) 　『もっと豆腐が好きになる』(雄鶏社)『フレーバーソルト＆シュガー』(光の家協会』 　『からだがよろこぶ ジュースレシピ230』(主婦と生活社)など 　月刊『ランティエ』に「谷島せい子の食べごろ料理帖」連載中。 ※スタジオMOWホームページへ

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