虫の声に必死に秋を楽しもうとしている自分がいて、しみじみ今年の夏の厳しさを感じます。 何かが壊れていることを日本人、いえ、地球人皆が気付かされている幾年かです。 これまで便利になったと喜んでいたことの色々が、温暖化の原因の一つではないのか・・・アレもそう？コレもそう・・・と。 そんな理由で世の勢いが失われている中、いたいた！まさしく元気の種が！ 雑穀や豆類は、北の地方の命綱だったのが、まさにこの２１世紀になって見直されている食品の一つ。 岩手県の二戸町のように、町を挙げて正しい雑穀作りに取り組んでいるところも。 これまで旅行の機会があると、ついついこういった穀類や塩、砂糖に手が出て、ある日夫が一喝、“運賃に見合わない品物を買うんじゃない”と。 今となっては石油の価格高騰に“まさしく”とうなずいてしまいますが、そんなにして買い集めた豆や雑穀のミックスを今日は団子にしてお肉で巻いてみました。 味付けを変えると、和・洋・中とかなりバリエーションが楽しめるので、お好みの味でどうぞ。 地養豚レシピ│雑穀団子の豚肉巻 環境問題などでも注目の雑穀 団子にしてお肉を巻いていただきましょう。 4人分 雑穀ごはん　　　　　好みの量　　　 豚スライス肉　　　　好みの量 トマト　　　　　　　中２個 [A] 味噌　　　　　　　小さじ２ 醤油　　　　　　　小さじ４ 砂糖　　　　　　　小さじ２ 水　　　　　　　　大さじ２ サラダ油　　　　　　少々 �@雑穀ごはんを一口大に丸く握り、豚スライス肉で包む。 �A油を熱したフライパンで、�@の表面を焼いて取り出す。 �B同じフライパンにざく切りにしたトマトとAを入れて火にかけ、トマトの身が崩れ始めたら�Aを戻し入れ、水気がなくなるまで煮る。 ※雑穀ごはんは、普通（１〜２割）より雑穀を多く（３〜４割）して炊く。 ※ごはんの量を少なくすればおかずに、多くすればおにぎりとして主食に。 谷島せい子 Profile 航空会社でのフライト勤務の後、映画会社の海外コーディネータ兼通訳として働く。 結婚後、有名プロよりフランス、中華料理の指導をうける。茶道教師であり、料理に堪能な母に最も味の影響を受け、レストランコーディネートの経験も経て、独自の家庭料理の教室を育児の傍らスタートさせる。この20年間をベースに南麻布にスタジオNOWを開設。 銀座TOTO Recipe館でも講師を務める。 現在、NHKをはじめとするテレビ、雑誌等でも主婦の視点から料理生活のアイディアを提案。 【出版書】 　『上手な包丁さばき』(金園社)・『ふだんの日のごちそう』(共署、文化出版局) 　『新保存食レシピ180』(主婦と生活社)・『元気をごっくん！モーニングジュース』(NHK出版) 　『ひとりぶんから作れる小さな献立』(文化出版局)・『ババちゃんのおやつ』(雄鶏社) 　『もっと豆腐が好きになる』(雄鶏社)『フレーバーソルト＆シュガー』(家の光協会） 　『からだがよろこぶ ジュースレシピ230』(主婦と生活社) 　『缶詰でおいしいレシピ』（家の光協会） 　『決定版！体を温めるしょうがレシピ』（アスペクト） 　月刊『ランティエ』に「谷島せい子の食べごろ料理帖」連載中。 　『女は60歳からが一番！』（講談社） ※スタジオMOWホームページへ

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