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ヨーロッパの古いレシピを見ると、必ずといってよいくらい塩豚が出てきます。
日本とは違って、貴重なタンパク源だったのでしょうか。
私達が漬けものを大事にしてきたように、塩漬け豚は生活に根ざしていたのだと思います。
今の生活では、豚肉の分量の5%の塩でしめて半日おいて余分な水分を抜いたものを塩焼きしてみて下さい。うーん、美味しい・・・・。
でも、今日は健康的にマイブレンドの雑穀MIXを茹でてこの塩豚のソテーを加え、柔らかくなるまで15〜20分煮込みます。
好みでみじん切りの玉ネギやハーブなど加えて。
レシピも何もない料理ですが、先人の知恵に感動していただけるはず。
料理に使う時は塩豚を水につけて適度に塩を抜いて下さい。

地養豚レシピ│塩豚の雑穀煮
古くから豚肉を食べてきたヨーロッパの知恵
作り方も簡単で日持ちもして美味しい。お試しあれ

作りやすい分量

[塩豚]
 豚バラブロック  600g
 粗塩       大さじ2

雑穀MIX     好みの量
@豚肉に塩をふり、手で全体にすり込む。保存袋に入れて空気を抜き、冷蔵庫に2〜3日おく。
A雑穀MIXをたっぷりの水に入れて茹でる。
B塩豚を1.5cm幅に切り、熱したフライパンで油が出るまできつね色に焼きつける。
CAを@に加え、好みの柔らかさまで20程煮る。

谷島せい子 Profile
航空会社でのフライト勤務の後、映画会社の海外コーディネータ兼通訳として働く。
結婚後、有名プロよりフランス、中華料理の指導をうける。茶道教師であり、料理に堪能な母に最も味の影響を受け、レストランコーディネートの経験も経て、独自の家庭料理の教室を育児の傍らスタートさせる。この20年間をベースに南麻布にスタジオNOWを開設。
銀座TOTO Recipe館でも講師を務める。
現在、NHKをはじめとするテレビ、雑誌等でも主婦の視点から料理生活のアイディアを提案。
【出版書】
 『上手な包丁さばき』(金園社)・『ふだんの日のごちそう』(共署、文化出版局)
 『新保存食レシピ180』(主婦と生活社)・『元気をごっくん!モーニングジュース』(NHK出版)
 『ひとりぶんから作れる小さな献立』(文化出版局)・『ババちゃんのおやつ』(雄鶏社)
 『もっと豆腐が好きになる』(雄鶏社)『フレーバーソルト&シュガー』(家の光協会)
 『からだがよろこぶ ジュースレシピ230』(主婦と生活社)
 『缶詰でおいしいレシピ』(家の光協会)
 『決定版!体を温めるしょうがレシピ』(アスペクト)
 月刊『ランティエ』に「谷島せい子の食べごろ料理帖」連載中。
 『女は60歳からが一番!』(講談社)

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