地養豚.COM　-健人豚クラブ-

　料理教室というと、いつも何か美味しいものものを食べていると思われていませんか？でも、撮影やレッスンがない時の冷蔵庫は本当に何もないことがあります・・・。
何とか冷凍の豚スライス肉を出して今日のランチにしましょう。

　最近仕事で使ったものの中にトビコがあります。海外で何度か目にしたわさび風味のトビコが手に入り、このきれいな色を使ってマヨネーズと合せてソースに。これは意外に肉にも魚にも合います。

　ともするとお肉って焼くと地味な色ですから、こんな色のソースがかかるだけでとっても変化がつくし、口の中でもプチプチとした食感が面白いんです。
このトビコはトビウオの子ですが、何種類かの色で売られています。好みでタラコやスジコでも代用可能。

　サラダにちょっと焼いたお肉を加えるだけで野菜がぐんと美味しく食べられて栄養のバランスもよくなりますが、そんな時のドレッシングにも使えるのでぜひ試してみて下さい。
今回は梅ドレッシングもあったので彩りよく２色のソースを添えました。

地養豚レシピ│豚肉のロール焼き　トビコわさびソース
冷蔵庫にあるものをちょっと工夫して、
色合いと食感を楽しみましょう。

豚バラスライス肉　　　　１６枚（８個分）

塩・コショウ　　　　　　少々
薄力粉　　　　　　　　　少々
酒　　　　　　　　　　　大さじ１
醤油　　　　　　　　　　大さじ１/２

サラダ油　　　　　　　　少々

[トビコわさびソース]（作りやすい分量）
トビコわさび　　　　大さじ１
わさび　　　　　　　　少々
レモン汁　　　　　　　１０ｃｃ
マヨネーズ　　　　　　大さじ２
白コショウ　　　　　　少々

[ドレッシング] （作りやすい分量）
梅肉　　　　　　　　大さじ１
砂糖　　　　　　　　小さじ１と１/２
醤油　　　　　　　　小さじ１
EXVオリーブオイル　大さじ３

1.豚肉を２枚並べて軽く塩・コショウし、端からクルクル巻き、軽く薄力粉をふる。
2.フライパンに油を薄く熱して1.を焼きつけ、酒と醤油を加えてフタをし、中まで火を通す。
3.皿に2.を盛りつけ、とびっこわさびソースと梅だれを添える。

【とびっこわさびソース】
ボウルにマヨネーズととびっこわさび入れてよく混ぜる。少量のマヨネーズにわさびを溶いたものを少しずつ加減を見ながら加える。レモン汁とコショウで味を調える。

※わさびは生をおろす時は多め、チューブは微量から調節して。
※トビコはオレンジや黄色などいろいろなものがある。わさび味でないものや、たらこ、いくら等使う場合はわさびの量を増やして。

【梅ドレッシング】
梅肉に砂糖と醤油を混ぜ、オリーブオイルを加えながら混ぜて乳化させる。

※オリーブオイルをゴマ油やピーナッツオイルなど好みの油に変えてバリエーションも。

谷島せい子 Profile
航空会社でのフライト勤務の後、映画会社の海外コーディネータ兼通訳として働く。
結婚後、有名プロよりフランス、中華料理の指導をうける。茶道教師であり、料理に堪能な母に最も味の影響を受け、レストランコーディネートの経験も経て、独自の家庭料理の教室を育児の傍らスタートさせる。この20年間をベースに南麻布にスタジオNOWを開設。
銀座TOTO Recipe館でも講師を務める。
現在、NHKをはじめとするテレビ、雑誌等でも主婦の視点から料理生活のアイディアを提案。
【出版書】
　『上手な包丁さばき』(金園社)・『ふだんの日のごちそう』(共署、文化出版局)
　『新保存食レシピ180』(主婦と生活社)・『元気をごっくん！モーニングジュース』(NHK出版)
　『ひとりぶんから作れる小さな献立』(文化出版局)・『ババちゃんのおやつ』(雄鶏社)
　『もっと豆腐が好きになる』(雄鶏社)『フレーバーソルト＆シュガー』(光の家協会』
　『からだがよろこぶジュースレシピ230』(主婦と生活社)など
　月刊『ランティエ』に「谷島せい子の食べごろ料理帖」連載中。

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