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"ある日”急に秋がやってきました。あの暑さから解放されただけで嬉しい限りです。この"ある日”は、ちょうど次に出版させていただく生姜の本の撮影の3日目でした。

撮影の3日前くらいから私たちは大忙し、材料を買い揃え、作り置きをし、保存ビンの消毒にレシピ作成・・・。本当にいつになったらこの暑さは治まってくれるのかしら・・・。
普段なら室温に置けるものも冷蔵庫に入れなくてはならず、扉を開けたら中から食品類が落ちてくるほど詰め込みました。

生姜のお菓子も作るので、あの暑さの中オーブンは全開。あらゆる鍋もガス台の上で煮立っています。
う〜ん、暑い!つらい!何より体力が持つかしら・・・。
食欲が無いけどせめておにぎりを、そうめんを・・・。
そんな日々を今年は皆さんも経験したのではないでしょうか。

そこで先月に続き、これから寒さに向かっても便利な挽肉を使った保存食"生姜肉味噌”をご紹介しましょう。
よくフキ味噌やトウガラシ味噌を作る方もいらっしゃると思いますが、それに豚肉を加えて作るのです。
が、これが我ながら何にでも合って美味しいのです。

豚肉のビタミンB1、ビタミンB2と発酵食品である味噌の相性はバッチリ!
そして生姜パワーも加わって我が家の強力な定番になりました。
暑さの疲れをとってリセットの季節。美味しいものをたくさん食べましょうね!

地養豚レシピ│生姜肉味噌
発酵食品 + 生姜 × 豚肉
お勧めです!うちの定番になりました。

食べやすい分量
豚挽肉          300g
おろししょうが      50g
サラダ油         大さじ1/2

[調味料]
味噌          大さじ5
酒           大さじ5
砂糖          大さじ2
醤油          大さじ2
1.鍋に油を熱して挽肉をパラパラになるまでよく炒め、生姜を加えてさらに炒める。
2.1に調味料を加え汁気がなくなるまで炒める。


冷凍保存約1カ月可。
好みのスティック野菜(白菜・きゅうり・にんじん・セロリなど)に添えたり、豆腐や厚揚げにのせたり。ご飯に混ぜたり、炊く時に加えれば炊き込みご飯に、うどんや中華麺など好きな麺にかけ、お好みで茹でもやしや長ねぎみじん切り、香菜等をのせれば炸醤麺(ジャジャ麺)風に。


谷島せい子 Profile
航空会社でのフライト勤務の後、映画会社の海外コーディネータ兼通訳として働く。
結婚後、有名プロよりフランス、中華料理の指導をうける。茶道教師であり、料理に堪能な母に最も味の影響を受け、レストランコーディネートの経験も経て、独自の家庭料理の教室を育児の傍らスタートさせる。この20年間をベースに南麻布にスタジオNOWを開設。
銀座TOTO Recipe館でも講師を務める。
現在、NHKをはじめとするテレビ、雑誌等でも主婦の視点から料理生活のアイディアを提案。
【出版書】
 『上手な包丁さばき』(金園社)・『ふだんの日のごちそう』(共署、文化出版局)
 『新保存食レシピ180』(主婦と生活社)・『元気をごっくん!モーニングジュース』(NHK出版)
 『ひとりぶんから作れる小さな献立』(文化出版局)・『ババちゃんのおやつ』(雄鶏社)
 『もっと豆腐が好きになる』(雄鶏社)『フレーバーソルト&シュガー』(家の光協会)
 『からだがよろこぶ ジュースレシピ230』(主婦と生活社)
 『缶詰でおいしいレシピ』(家の光協会)
 月刊『ランティエ』に「谷島せい子の食べごろ料理帖」連載中。

※スタジオMOWホームページへ













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