新緑がまぶしい良い季節がやってきました。 改めて私の台所にあるもの、食料品のチェックをしています。 色々な乾物が入っている所にはパン粉、冷蔵庫にはこの一週間程の間に食べ残したパンの切れ端が入っています。
パンが主食の国々と比べて、日本のパンはふかふかと柔らかいのが特徴です。 ヨーロッパのパンは甘味がまったくないもの多く、かたくなったらバケツに水をはって残ったパンを一晩浸け、翌日のサラダやソースに使います。 日本のポテトサラダのポテト代わりに水気を絞ったパンで作るような感覚でしょうか。
野菜をすり鉢でよくつぶし、そのままだと水っぽくバターのようにならないので、残りのパンを入れてとろみをつけます。 私達日本人が残ったごはんをおかゆやおじやにするように、残りのパンはスープのかさ増しやとろみになったり、液卵に浸してパンケーキ風になったり、水に浸ける前にすりおろせばカツの衣にもなります。
捨てることは“もったいない”こと。今日はこの残りのパンを活用した何にでも合うにんにくディップをご紹介しましょう。
パンにつけてワインを飲むと止まらなくなる美味しさ、ギリシャの有名なディップです。これを作り置いて、とんかつの肉につけてからあげる。いつものカレーに加えてみる。もちろんサンドイッチにも、肉とも魚とも相性抜群です。 |