料理教室の仲間でベトナム縦断旅行をしたことがあります。 食を通して色々な文化が見えました。 旅という開放感の中で食べて食べて・・・日常の生活では考えられない程色々な生春巻きの日々を過ごしました。
違う土地、それぞれのホテル、レストラン、同じようでちょっと違う生春巻きを1日も欠かさず食べたのです。 具材は違っても皮は同じだと思っていたら、皮から作っている店もあるし、網目の付いているもの、糸のように作られているもの、皮だけを見ても本当に多様で食文化の深さを垣間見れます。
また、ベトナム料理は生野菜を上手に食べるのも特徴です。 パクチー(コリアンダー)、ミント、レタス類・・・ドクダミやすいぜん寺草など日本では野草、薬草といわれるようなものまで、熱い国の知恵が色々な食べ物に工夫されています。 体を冷やす効果の高いもの、腹の調子を整えるものを必ず毎食のおかずとして食べているのです。
何よりうれしいのは、肉や揚げ物を食べるのに、私達日本人にもさっぱりした食味になってくれて、塩分の摂り過ぎを防いでくれます。 もうすぐ私達にも暑い毎日がやってきます。 食事を3食ちゃんと食べ、栄養のバランスを考えて体調を維持しましょう。
暑さで調理が面倒だったり、食欲が落ちたら、春巻きとタレのような組み合わせはおやつ感覚で重宝します。 最近は大きなマーケットには生春巻きの皮は置いてあるようになりました。 皮を使わずレタスで色々な具材を巻いて食べるのもありです。 その時は、巻き簾にラップを敷き、のり巻きの要領できつく巻いていくのがコツです。 |