梅雨の季節になりました。 東京の夜はこれまでのところ肌寒いぐらいの寝付きやすい温度でしたが、いよいよ夏本番、いろいろと工夫をしていかないとなりません。
同じく季節の悩み、毎年この頃には、ささやかなベランダの植木でさえ青虫やシャクトリ虫が葉も花も食い散らします。目につきにくい食糧保存棚も同じようなことが起きやすいのがこの時期です。食中毒も怖いですね。この位の涼しさなら・・・と思っていると危険! でも、食べ物に火を通した方が安全と思っても、むし暑さで火を多く使うのも面倒になりがちです。
こんな時、日本の料理には酢を使った色々な料理があったことを、しみじみすごい知恵だと感心します。何しろ“酢”の力は偉大です。肉や魚を柔らかくするし、臭みをとってくれる、保存性を高める、脂っぽさをとる、おまけに塩分を摂りすぎず味を深めてくれる・・・すごいものです。そして酢の種類も様々売られるようになりました。
野菜をたくさん摂りたいし、お肉も一緒にバランス良い食事にしたい人って本当に贅沢なものです。健康は大事、美容も大事、でも面倒なことはイヤ、美味しくなくちゃイヤ・・・。 そんな全てを引き受けてくれるレシピをひとつあげてみましょう。
それは南蛮酢。私の大好きな豚肉も、海の野菜も畑の野菜も、鮮度の良いものが手に入ったら、アレもコレもソテーするかグリルで焼き、用意した液に漬けるだけ。酸味も、レモンでも米酢でもいろいろ試して下さい。しっかりしみた後はお弁当にももってこいです。 |