長い暑さの後のこの秋、本当にほっとしたところ、先日長〜い大きな蓮根が送られてきました。 山も里も秋の産物が続々と出はじめ、蓮根のうれしい出番もやってきました。
神社の池のきれいな蓮の花を見に行ったことがあります。 明るい緑の葉に水のしずくが輝き、ビロードの上にビー玉がのっているようだったのを憶えています。
蓮の葉は夏の暑い間に深い緑色に変わり、池のほとりの銀杏の葉が黄色くなる頃には茶色く変わっていき、ある日神社の人達が一斉にその根を引き上げます。 泥の中から黒い長い根が続々と引き上げられ、井戸水で洗うと真っ白な蓮根が出てきて驚いたことも思い出しました。
蓮根は時間が経つと茶色く変色してくるので、新聞紙を少し濡らして包み、大事に冷蔵庫へ。 でも、新鮮な状態を楽しみたいのでたっぷり和風ピクルスにしました。 ピクルス液に漬かっていれば、歯ごたえのよいまま2カ月位は楽しめます。
味の淡白な蓮根は豚肉との相性ももちろんよく、ベーコンを巻いて焼くだけでも美味しいですが、今日はピクルスにした蓮根をいつものハンバーグを付けて焼いてみました。餃子の種でもよいですね。 ピクルスのほのかな酸味と歯ごたえは肉汁との相性も良く、味も丁度よい感じに仕上がります。 せっかくの実りの秋をながく楽しむ一工夫、いかがですか? |