地養豚.COM　-健人豚クラブ-

東京のあちらこちら、ここにも！あそこにも！こんなに桜の木が沢山植わっていることに改めて気付く華やかな日々。

長い冬が終わった気分でも、まだコートが手放せない寒さが続きましたが、公園や桜並木では人がたくさん出ていましたね。
花々も一斉に咲き、木々の若葉も日毎に、とりわけ雨の後には緑を増していきます。

小さなベランダの片隅のナスタチウム(金蓮花)も、すごい勢いで伸び、花をつけ、毎日新しい主張しています。
ナスタチウムといえば、かつてカリフォルニア･キュイジーヌ(※California cuisine)ではどの料理にも乗っかってアレンジされていましたが、食べる花としておなじみ。種から育てたこの黄色とオレンジの花、これを美味しくいただきましょう。

サラダに花も葉も使える彩り食材ですが、ちょっとピリッとわさび的な辛さがあり、お肉にはうってつけです。
今日は砕いたポテトチップスに刻んで加え、春色の豚肉ソテーに仕上げましょう！

※California cuisineとは、カリフォルニアの料理(法)
伝統的なフレンチやイタリアンをベースに、カリフォルニアの新鮮な魚介類や野菜、世界各国の調味料を組み合わせてアレンジしたものが始まり。

地養豚レシピ│豚肉の春色ソテー
せっかくの春を感じるお料理を
たまにはカリフォルニア流にアレンジしては如何でしょう？

2名分として
豚カツ用肉　　　　　　　　　2枚
EXVオリーブオイル　　　　少々

カリカリミックス
ポテトチップスガーリック味　　ひとつかみ
粗引き黒コショウ　　　　　　　　少々
ボアブルロゼ（赤粒コショウ）　少々
バジルの葉　　　　　　　　　　　1～2枚
ナスタチウムの花びら　　　　　1本分

付け合せ
にんじん　　　　　　　　　　　小1本
セルバチコ　　　　　　　　　　適量

1.ポリ袋にポテトチップスを入れ、手で揉んで細かく砕く。刻んだバジルの葉とナスタチウムの花びら、黒コショウ、ボアブルロゼを加えて混ぜる。
2.豚肉は筋切りをし、オリーブオイルを熱したフライパンでソテーする。
3.2を皿に盛り、カリカリミックスを全体にのせる。今日は皮付きのまま丸ごとレンジでチンしたにんじんとセルバチコを添えて。

※今回はベランダで育てた無農薬、消毒なしのナスタチウムという食用花を彩りに使いました。花は必ず食用のものを使ってください。ハーブは、バジルの他イタリアンパセリ、セージ、オレガノ等お好みでアレンジしてください。
※ポテトチップスもお好みの味で、色々変えてバリエーションをお楽しみください。
※豚肉の他、鶏肉、かじきまぐろや、蒸し＆焼き野菜にかけても食感がよくオススメです。

谷島せい子 Profile
航空会社でのフライト勤務の後、映画会社の海外コーディネータ兼通訳として働く。
結婚後、有名プロよりフランス、中華料理の指導をうける。茶道教師であり、料理に堪能な母に最も味の影響を受け、レストランコーディネートの経験も経て、独自の家庭料理の教室を育児の傍らスタートさせる。この20年間をベースに南麻布にスタジオNOWを開設。
銀座TOTO Recipe館でも講師を務める。
現在、NHKをはじめとするテレビ、雑誌等でも主婦の視点から料理生活のアイディアを提案。
【出版書】
　『上手な包丁さばき』(金園社)・『ふだんの日のごちそう』(共署、文化出版局)
　『新保存食レシピ180』(主婦と生活社)・『元気をごっくん！モーニングジュース』(NHK出版)
　『ひとりぶんから作れる小さな献立』(文化出版局)・『ババちゃんのおやつ』(雄鶏社)
　『もっと豆腐が好きになる』(雄鶏社)『フレーバーソルト＆シュガー』(家の光協会）
　『からだがよろこぶジュースレシピ230』(主婦と生活社)
　『缶詰でおいしいレシピ』（家の光協会）
　『決定版！体を温めるしょうがレシピ』（アスペクト）
　月刊『ランティエ』に「谷島せい子の食べごろ料理帖」連載中。

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