過酷な夏の後は、何だかこの涼しさが暑さ疲れを引き出してしまいそうですね。 気温差も油断がなりません。 美味しい秋野菜や果実も店頭に並び始めました。 早い冬の先駆け料理をご紹介しましょう。 収穫が終わる季節にうってつけのモロッコのタジン料理―これは土鍋のフタが三角錐の形をしていて、知っている方も多いと思います。 水を使わず素材の持つ水分と旨みで調理する、砂漠の民ならではの知恵の賜物です。素材の味をすべて取り込む、無駄のない、大変美味しい調理法です。 中々家庭でこの鍋を用意するのは難しいですが、ルクルーゼのような思いフタ(空気穴のないもの)で蒸気を逃さないような鍋や、土鍋でフタの穴に竹串等を刺してふさいでつかうのも有効です。 今回はドライのプルーンと今盛りの生のプルーン、ドライのいちじく等と、アーモンドを使いましたが、フルーツ類もナッツもお好みのもので。 豚肉も色々な部位を大ぶりに切って、コトコト1時間程煮て下さい。 調理はいたって簡単ですが、スパイスだけはしっかり揃えて下さい。 豚肉と玉ねぎの最強コンビに、ビタミン、ミネラル豊富なドライフルーツとナッツ。 これでしっかり冬に向かう体力をつけましょう。 これにはクスクスをつけますが、ごはんや薄いパン等でもどうぞ。
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