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酷い暑さもある時を境に劇的に秋に変わりました。
そして茸類、栗、かぼちゃ、いちじくに柿、新米、秋刀魚・・・数えきれないくらい、秋は美味しそう!並べているだけで豊かさを感じます。

この時期必ず買うのが栗の蜂蜜。メープルシロップや蜂蜜はいつも買い集めてしまうものですが、とりわけ蜂蜜は季節の花の蜜を使うようにしています。
そしてまさにこれから冬までは栗の蜂蜜。大人の味なのです。
そもそも蜂蜜の効用は、体内に吸収しやすいブドウ糖、果糖、オリゴ糖でできていて、ミネラル、アミノ酸、ポリフェノールも豊富。抗酸化力もあって、肌の保湿効果があって、疲労回復にもよくて、もちろん砂糖よりカロリーも低く、よいことばかり。砂糖より高価というのだけが難でしょうか。
書いていくとまだまだありますが、、、私はもっぱら各々の香りを楽しんで使っています。

世界中に色々な植物からとれる蜜があるし、日本の各地域でも珍しい花の蜜があります。
 今日は地養豚の蜂蜜マリネに栗としめじの秋のソース煮。栗の蜂蜜をたっぷり肉にかけて20〜30分置いて下さい。肉がしっとりします。
おやつに食べる茹で栗でも、もし皮をむくのが面倒と思ったら、むき甘栗を加えても。その場合あ少し早めに栗を加えて下さい。
仕上げにも栗の蜂蜜を少しかけるのがおすすめ。
秋を丸ごと楽しみましょう!

地養豚レシピ│豚の蜂蜜マリネ 秋の香り
いつの間にか秋となりました。
秋の実りは色々ありますがこの時期ならではの蜂蜜を使ってみましょう。

今回の材料は4人分目安。

地養豚ヒレブロック肉   1本(2cm厚さに切ったもの12枚分)
栗の蜂蜜         大さじ2
コショウ         少々

玉ねぎ          大1/2個
しめじ          小1パック
茹で栗          12個〜(皮をむいたもの)

白ワイン         1/2カップ
醤油           大さじ1
生クリーム        大さじ3

サラダ油         大さじ1/2
1.豚肉は蜂蜜とコショウでマリネし、30分程おく。
2.玉ねぎは皮をむいて1cm幅に切る。しめじは石づきを除き手でほぐす。
3.フライパンにサラダ油を熱し、玉ねぎをしんなりするまで炒めて取り出す。豚肉を入れて両面を焼きつけ、玉ねぎを戻し入れる。ワインを注ぎ入れ鍋底をこそぐように炒めてアルコールを飛ばす。
4.しめじと栗、醤油と生クリームを加え、少し煮て火を止める。
5.皿に盛り、栗の蜂蜜(分量外)を回しかける。

谷島せい子 Profile
航空会社でのフライト勤務の後、映画会社の海外コーディネータ兼通訳として働く。
結婚後、有名プロよりフランス、中華料理の指導をうける。茶道教師であり、料理に堪能な母に最も味の影響を受け、レストランコーディネートの経験も経て、独自の家庭料理の教室を育児の傍らスタートさせる。この20年間をベースに南麻布にスタジオNOWを開設。
銀座TOTO Recipe館でも講師を務める。
現在、NHKをはじめとするテレビ、雑誌等でも主婦の視点から料理生活のアイディアを提案。
【出版書】
 『上手な包丁さばき』(金園社)・『ふだんの日のごちそう』(共署、文化出版局)
 『新保存食レシピ180』(主婦と生活社)・『元気をごっくん!モーニングジュース』(NHK出版)
 『ひとりぶんから作れる小さな献立』(文化出版局)・『ババちゃんのおやつ』(雄鶏社)
 『もっと豆腐が好きになる』(雄鶏社)『フレーバーソルト&シュガー』(家の光協会)
 『からだがよろこぶ ジュースレシピ230』(主婦と生活社)
 『缶詰でおいしいレシピ』(家の光協会)
 『決定版!体を温めるしょうがレシピ』(アスペクト)
 月刊『ランティエ』に「谷島せい子の食べごろ料理帖」連載中。
 『女は60歳からが一番!』(講談社)
『小瓶保存食の便利レシピ』(メディアファクトリー)
 『60代、今が一番シングルライフ』(講談社)
 『谷島せい子のたのしいひとりごはん』(主婦と生活社)

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