地養豚.COM　-健人豚クラブ-

「ター菜」は「しゃくし菜」とか「きさらぎ菜」とも言われます。一番寒い季節にはしっかりと甘みを含み、ご覧のように地面を覆い尽くすばかりに広がり見事でしょう！
しかしこの立派さがアダになって包装しにくい、流通が大変という理由で、中々こんな立派なものにはお目にかかれません。

栄養価も高く、クセも少ないこの季節の野菜を美味しくたっぷり食べるには、やはり地養豚の出番ですね。
サラダでも青菜炒めでも、動物性たんぱく＆旨みの力で野菜の力が大きく引き出されます。肉の方はといえば、野菜の力でしっとり仕上がります。

今日は中国料理の定番、豚肉と青菜のガーリック炒めを作りましょう。
コツは豚肉に軽く下味をつけておくこと。このひと手間でグッと地養豚の美味しさが引き出され、おかずとしても食べごたえが出るんです。
季節の恵みをしっかりと味わって、この寒い季節を乗り切りましょう。

地養豚と青菜の炒め物
中華の定番炒め野菜！
今の時期であればター菜がお勧めです。

◆材料◆（作りやすい分量）

地養豚生姜焼き用スライス肉　　１５０ｇ

[下味]
塩・コショウ　　　　　　　少々
紹興酒（または酒）　　　　大さじ１
片栗粉　　　　　　　　　　小さじ１～

にんにく　　　　　　　　　　１片分
ナンプラー（または醤油）　　小さじ２
サラダ油　　　　　　　　　　大さじ１

ター菜　　　　　　　　　　　中１個

◆作り方◆

1.豚肉は食べやすい大きさにそぎ切り、下味をして揉んでおく。
2.にんにくは半分にしてスライスする。
3.サラダ油をフライパンに熱し、肉を入れて表面を焼き付ける。（中まで火を通さなくてよい。）肉を端に寄せ、にんにくを加えてざっと炒めたら肉と混ぜ合わせる。
4.食べやすい大きさに切ったター菜を加えてざっくり混ぜ合わせ、水を加えて充分に火を通す。仕上げにナンプラーで味を調える。

谷島せい子 Profile
航空会社でのフライト勤務の後、映画会社の海外コーディネータ兼通訳として働く。
結婚後、有名プロよりフランス、中華料理の指導をうける。茶道教師であり、料理に堪能な母に最も味の影響を受け、レストランコーディネートの経験も経て、独自の家庭料理の教室を育児の傍らスタートさせる。この20年間をベースに南麻布にスタジオNOWを開設。
銀座TOTO Recipe館でも講師を務める。
現在、NHKをはじめとするテレビ、雑誌等でも主婦の視点から料理生活のアイディアを提案。
【出版書】
　『上手な包丁さばき』(金園社)・『ふだんの日のごちそう』(共署、文化出版局)
　『新保存食レシピ180』(主婦と生活社)・『元気をごっくん！モーニングジュース』(NHK出版)
　『ひとりぶんから作れる小さな献立』(文化出版局)・『ババちゃんのおやつ』(雄鶏社)
　『もっと豆腐が好きになる』(雄鶏社)『フレーバーソルト＆シュガー』(家の光協会）
　『からだがよろこぶジュースレシピ230』(主婦と生活社)
　『缶詰でおいしいレシピ』（家の光協会）
　『決定版！体を温めるしょうがレシピ』（アスペクト）
　月刊『ランティエ』に「谷島せい子の食べごろ料理帖」連載中。
　『女は60歳からが一番！』（講談社）
『小瓶保存食の便利レシピ』（メディアファクトリー）
　『60代、今が一番シングルライフ』（講談社）
　『谷島せい子のたのしいひとりごはん』(主婦と生活社)

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