イタリアにも日本の醤油のようなものがあるのをご存知ですか? 小魚にたっぷりの塩をして漬け込み、発酵して出来たものが「ガルム」という魚醤です。
タイのナンプラー、ベトナムのニョクマムといったものにとても近いものです。 アミノ酸たっぷりのこの旨み調味料は、古代イタリアでは最も大事な主流の調味料でしたが、今ではほとんどなくなり、変わりにアンチョビを多用するようになってきたようです。
今日はベトナムのニョクマムで代用し、クリスマスのメイン料理にもなる『古代イタリア式豚肉のロースト』をご紹介します。 これがイタリアン?と思うような、ご飯にも合う、保存のきくローストポークができます。 おまけにお肉も柔らかくなり、これからの季節には作りおいておくと便利ですよ。 ハムのように薄切りにして、ちょっと練り辛子をつけてというのもおすすめ。 繰り返しますが、これはイタリアン。 クリスマスと言えば何となく七面鳥、手に入れにくいなら鶏の丸焼き・・・と思いがちですが、今年のクリスマスは、トマトソースなんか無かった古い時代のイタリアの食卓をのぞいてみるのはいかがでしょう。 |