日本人が最も好きな、またよく知っている中国料理の一つですね。 青椒(チンジャオ)=ピーマンと、肉絲(ロースー)=糸切りにした肉を炒め合わせた料理で、この時の肉は豚肉を表します。この肉が牛肉であれば、牛肉絲(ニューロースー)ということになります。
肉に下味をつけておくことが肝で、色々レシピはあるものの、基本的には家庭料理なので、これも「こうでなくてはいけない」ということもないようです。 中国料理では、油通しという手法があって、例えばこのチンジャオロースーという料理の場合、野菜ごとにざっと熱した油にくぐらせます。下味をつけた肉もざっと熱した油に入れ、すぐ取り出します。肉の表面をかためて旨みを閉じ込めるためなので、充分に肉に火が通っていなくてもOK。 家族が待っているところへ、これら全てを手早く炒め合わせて皿に盛って出します。
この手法は他の料理にも共通していて、各々の素材ごとに一番美味しい火の入り方があるでしょう。でも、言うは易しですが、家ではたっぷりの油をその都度用意するのは大変。だから、いつもの手鍋にたっぷりの湯を沸かして、塩少々とサラダ油を軽く大さじ1加えた中でざっと茹でておきます。 後はフライパンで肉を炒め、下茹でした野菜を加えて、とにかく手早く炒めることができます。 この方法で炒めものをすると、いつもの料理が料理店のもののように、見違えるように変わりますので、ぜひお試しを!
こういうバランスのよい惣菜は有難いですね。 しみじみ美味しい豚肉の旨みにも感謝です。 暑い夏をバランスのよい料理で乗り切らなくては! |