この度の東北関東大震災により被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
東京目黒でもビルの上層階にあるここでの揺れは激しく、大きな波に浮かぶ船さながら、船酔い状態で調理器具が並ぶ棚を必死で支えました。 それでも棚から菓子用のブランデーのビンが落ちて割れ、船酔いと酒酔いが重なったようでした。
TVをつけると地獄のような事が解り始め、次に家族一人一人が今どこにいるのかと心配へ。。。暫くは電話は通じず、子供や孫達からかろうじて無事が知らされ、歩いて家にたどり着いたのは夜中でした。 いつもと違って食べざかりの男の子が集合。。。
東京は申し訳ないことに電気は通り、ガスもすぐ使えるようになったので、暖房はつけないまま、照明は一つだけつけることにして、ひじきをもどし、野菜室のあれこれと高野豆腐、大豆の水煮缶を使って炊き出し開始です。この一皿で栄養は充分!量も一週間はもつのでは・・・。もし停電になったら梅干しを入れて防腐効果を高めます。
こんな時のための保存食。 保存食の本を出して以来、乾物や缶詰は仕事で増えるばかりにあるとはいえ、乾物はもどす、煮るという手間が掛かるのが難。 そんな中、色々な種類の“麩”はいざとなるとそのままかじることもでき、軽いのも便利だと改めて思いました。 普段ならフレンチトースト風に使ったり鍋に入れたり。韓国料理のスンドゥブチゲが大好きな私ですが、そんなうま味を吸っておいしくなるのも麩の良いところです。
たっぷり作ったひじきの煮汁を使って麩を煮ればすぐにもう一品。 今日は贅沢に更に豚肉を加えて、簡単非常食「ひじきパン」を作ります。 フライパンで出来る、おかずいらずの優れもの、是非お試しください! |