地養豚.COM　-健人豚クラブ-

昨日、いつもの野菜コーナーで青山椒―木の芽の未熟な青い実を見つけました。
例年、ここではこの半月程の間売られます。
とても珍しい野菜なども少しだけれど並ぶこともあって、季節の保存食作りには有難いお店！

ところで、私はうなぎが大好物、有馬煮も好き、麻婆豆腐も四川省で本物を食べて唇がしびれて腫れ上がっても大感動。
そして導き出した答えは、単純に山椒がすごく好きだという話で、うなぎやしらすでなくて良いことに気付きました。

このしびれる成分はサンショオールで、基礎代謝上昇の効果があります。
もちろん抗菌作用も消化促進にも有効です。
土用のうなぎには山椒をたっぷりかける意味があるのですね！
この時期ならではなので、是非青い実を見たらお試しください。
山椒の実の佃煮は年間を通して売られているので、それにみりん、酒と豚肉や牛肉を加えて煮つけておくと、もうご飯が何杯でもいけます。

地養豚レシピ│豚肉の有馬煮
小粒でピリリ！
何杯でもごはんがいける保存食。この季節に作り置きましょう。

豚バラスライス肉　　　１００ｇ
青山椒の佃煮　　　　　大さじ２
煮汁　　　　　　　　　大さじ１
砂糖　　　　　　　　　適宜
みりん　　　　　　　　適宜

鍋に食べ易く切った豚肉と山椒の佃煮、煮汁を入れて火にかけ、好みで砂糖、みりんを加えて味を調え、汁気がなくなるまで煮る。

【青山椒の佃煮】
青山椒は枝等を除いて実だけとる。
鍋にたっぷりの水と山椒の実を入れて火にかけ、沸騰してから10分程茹でる。水をかえ、もう一度同じように茹で、冷水にしばらくさらす。
水気を切った山椒を、酒、みりん、醤油で煮て、好みの味に調える。

※熱いうちに清潔な保存ビンへ。冷蔵庫保存で長持ちする。

谷島せい子 Profile
航空会社でのフライト勤務の後、映画会社の海外コーディネータ兼通訳として働く。
結婚後、有名プロよりフランス、中華料理の指導をうける。茶道教師であり、料理に堪能な母に最も味の影響を受け、レストランコーディネートの経験も経て、独自の家庭料理の教室を育児の傍らスタートさせる。この20年間をベースに南麻布にスタジオNOWを開設。
銀座TOTO Recipe館でも講師を務める。
現在、NHKをはじめとするテレビ、雑誌等でも主婦の視点から料理生活のアイディアを提案。
【出版書】
　『上手な包丁さばき』(金園社)・『ふだんの日のごちそう』(共署、文化出版局)
　『新保存食レシピ180』(主婦と生活社)・『元気をごっくん！モーニングジュース』(NHK出版)
　『ひとりぶんから作れる小さな献立』(文化出版局)・『ババちゃんのおやつ』(雄鶏社)
　『もっと豆腐が好きになる』(雄鶏社)『フレーバーソルト＆シュガー』(家の光協会）
　『からだがよろこぶジュースレシピ230』(主婦と生活社)
　『缶詰でおいしいレシピ』（家の光協会）
　『決定版！体を温めるしょうがレシピ』（アスペクト）
　月刊『ランティエ』に「谷島せい子の食べごろ料理帖」連載中。
　『女は60歳からが一番！』（講談社）

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