今年の夏は酷しくなりそう! 5月本来なら新緑のきれいな春を満喫というところなのに、町にはノースリーブ姿の人達、海岸にも水着姿。 一体どうしてしまったのでしょうね、この天気!
棚の奥にしまっている乾物などを風に当てなくては。 ネギ類や芋類もすぐに芽吹いてきてしまい、買い置きが出来なくなってきました。 寒い冬の間に美味しく汁にして楽しんだ酒粕、これも冷蔵庫の野菜室にこんなに残って・・・。そもそもこの酒粕、江戸時代には夏の飲みものだったとか。 栄養豊富で、だからこそ体力をつける食材だった訳です。 もちろん米と麹菌を混ぜアルコール発酵させ日本酒ができる訳ですが、ほとんどの栄養は酵母とともに粕の方に移ります。 アミノ酸たっぷり、亜鉛にカルシウム、ビタミンと、なる程 昔の人ってこういう近代的数値を知らずしても、ちゃんと解っていた訳なんだ・・・。
とにかく、今日はこの粕に更に韓国のコチュジャンも加え、きれいに洗い流すのではなく、うまさと栄養たっぷりつけた味噌漬けを作り、この気温差の激しい季節をのりきることにしましょう。 ちなみにこの酒粕、町で売られている酢の半分位に使われているようです。 なんて人の知恵はすばらしいのでしょう。酒粕とも酢とも折り合いの良い豚肉というこの食材も賢く取り入れたいですね。 この粕床に野菜や魚を漬けるのもよし、味噌汁に少し加えるだけでも、いつもと違う風味が楽しめます。 |